宮迫さんと田村さんの会見を見て

宮迫さんと田村亮さんの会見、生で見ました。
二人とも誠実に受け答えをしており、これ以上、嘘をついているとは思えず、またすべてを失った今にあって、保身をする必要もないので、彼ら自身が知っていることをすべて正直に話したという印象を受けました。

確かに最初に嘘をついたというのは事実ですし、言い逃れは出来ません。
それについては、謹慎なり、ボランティアなりをするべきだと思います。
でも、これはどう見ても契約解除や引退をするような案件ではありません。
彼らをそこまで追い込んだのは、対応を誤った吉本興業であり、また徹底的に彼らを叩き続けた群衆です。

田村さんがポロっと言っていた、吉本側の話「在京5局と在阪5局は吉本の株主だから大丈夫」という話が、この問題の全てを物語っていると思います。
ようするに、ちょっと前のスマップに対するジャニーズ事務所などと一緒なのですが、大手事務所と大手メディアがそれぞれ忖度をし合っているという現状です。
ここには公正な取引はなく、完全に強者による支配が見られます。
吉本がこれからを問われるのは当然です。
芸人に対する契約書も問題や、そもそも若手に対する食べることが出来ない程の賃金、それに吉本自身の反社勢力とのかかわりについて、これから説明責任を負っていく必要があるでしょう。
そして、大手メディアも問われます。ジャニーズの話もそうですが、そもそもジャーナリズムを標榜するのであれば、いかなるものに対しても、忖度などしてはいけません。それがたとえ、多くのタレントを抱える事務所であっても、政治家であってもです。
今回、既存のメディアの体制がいかに古臭いのかを明らかにしました。
しがらみなく、自分自身の言葉を自分で語る方がいかに健全であるのかを今回の宮迫さんと田村さんの会見が証明してしまいましたからね。
社会に見限られる前に、メディアのあり方をもう一度自分たちの手で問い直さなければなりません。
また、大手のメディアが吉本の株主であるのも事実ですので、株主としてなあなあでごまかすのではなく、吉本という組織が健全になるように要求するべきです。

個人的には、宮迫さんと田村さんにはまだまだお笑い芸人として頑張ってほしいです。
テレビ復帰は、すぐには難しいかもしれませんが、また笑わせてほしいです。たとえ過ちを犯したとしても、誠実に自分の言葉を勇気をもって言えた人をわたしは応援します。